キャディのお仕事は辛い?体力面や精神面で大変なことはある?
ゴルフ場で働くキャディとは、どんなお仕事なのでしょうか。常に屋外でお客様のために活動するキャディのお仕事は、大変そうなイメージがあります。働くうえで辛いと感じる場面はあるのでしょうか?今回は、キャディのお仕事の魅力と、体力面や精神面で大変なことはあるのか解説していきます。
キャディの大まかな仕事
キャディの仕事は、おもにゴルフ場でゴルフをするお客様と一緒にコースを回り、安全に楽しくプレーできるようサポートするお仕事です。プレーに関してアドバイスをしたり、ボール拾いをしたりなどもキャディが積極的に行います。大まかな一日の流れとしては、出勤時間までに出勤したら制服に着替えてお客様を迎える準備をします。
ゴルフは一日かけてコースを回るため、朝は7〜8時頃と少し早い時間の出勤になることが多いです。スタート時間より前にお客様を出迎えたらゴルフバッグを預かり、スムーズにプレーが開始できるよう準備をします。この時、ゴルフクラブの確認やカートへの積み込みまで行うこともあります。お客様のお支度が完了したらしっかりご挨拶をしてプレー開始です。
プレー中はコースの説明やアドバイスを行い、楽しくプレーしてもらえるよう積極的にお客様とコミュニケーションを取っていきます。コースに合わせてゴルフクラブをお渡しするのもキャディの仕事です。途中で昼休憩を挟み、18ホール全てを回り終わったらホールアウトになります。お客様にご挨拶をし、ゴルフクラブを清掃してゴルフバッグをクロークに運んだら最後にお見送りです。だいたい7時間程度で一日の仕事を終えることが多いでしょう。
キャディのお仕事が大変だと感じるポイント
どんなお仕事でも大変だと感じる場面はつきものです。キャディのお仕事では、具体的にどんな時に大変だと感じるのでしょうか。
朝が早い
朝早くから利用されるお客様に合わせて出勤しなければならないため、早起きが基本です。お客様への細やかな気遣いが必要となるキャディのお仕事は、朝早くてもしっかり頭が冴えている状態で出勤する必要があります。日の出前に出勤することもあるので、早起きが苦手な方には少し辛いかもしれません。その反面、早く仕事を終えることができるのでプライベートの時間を確保しやすいです。
体力を使う
キャディのお仕事は体力勝負といっても過言ではありません。18ホールをお客様と移動するため、一日に10km以上歩けるだけの体力が必要です。移動に体力を使うだけではなくお客様への細かい気遣いも欠かせません。一人で何人かのお客様を担当しなければならないこともあり、コースを回り終わった頃にはかなり体力を消耗していることが多いので、夜はぐっすり眠れるでしょう。
天候に左右される
ゴルフは屋外のスポーツなので、悪天候で中止になる場合があります。台風や大雨でお仕事ができないなんて日も。お休みが続けば収入も下がってしまうので、悪天候が続いてしまうと辛いです。それ以外にも真夏は炎天下のなか、真冬は極寒のなかでお仕事しなければならないため、天候によっては過酷だと感じるかもしれません。
キャディのお仕事のメリットは?
キャディというお仕事は大変な面もある一方で、うれしいメリットもたくさんあります。
コミュニケーション能力が活かせる、身につく
もともと人と話すのが好き、コミュニケーション能力に自信があるという方にはぴったりのお仕事です。人と接するのが苦手という人でも、お客と過ごす時間が長いので自然とコミュニケーション能力が身につきます。お客様と楽しくお話できるようになれば業務がさらに楽しく感じることでしょう。
拘束時間が短くて高収入
一日付きっきりとはいえ、拘束時間自体はそんなに長くありません。お客様によってはハイペースで回って早めにホールアウトされる方もいて、朝も早いので終わった後の自分の時間が作りやすいのがメリットです。拘束時間の割には高収入だと感じる人も多いようです。
お客様から感謝してもらえるのでやりがいを感じられる
近い距離で長時間お客様をサポートするお仕事なので、感謝してもらえる場面も非常に多いです。ちょっとした気遣いで予想以上に喜んでもらえることも珍しくないため、やりがいを感じやすいでしょう。今日は来てよかった、このゴルフ場で良かったなどと言われると、仕事に対するモチベーションのアップにも繋がります。
ゴルフ好きなら趣味を仕事に活かせる
もともとゴルフが好きな方なら知識やスキルをそのまま活かすことができます。ゴルフ場によっては、無料でゴルフをプレーさせてもらえるところもあるようです。キャディのお仕事を始めてからゴルフを好きになったという人も。
まとめ
ゴルフのプレーをサポートするキャディは体力的にも大変ですが、お客様に快適にゴルフを楽しんでいただくために必要なお仕事です。お客様から感謝される場面も多いのでやりがいを感じやすいのではないでしょうか。大変な一方で、経験者の多くが長くキャディのお仕事を続けているのも特徴です。キャディとして働く際にはゴルフ場の顔として明るい笑顔とはきはきとした仕事ぶりを心がけましょう。興味がある方は、ぜひまた来たいと思ってもらえる素敵なキャディを目指してみてくださいね。