キャディの女性の割合が多い?男性はキャディにはなれないの?

公開日:2022/11/15  最終更新日:2022/09/21


男女雇用機会均等法では、特別な理由がなければ求人広告で性別を限定することができないようになっています。キャディは、女性の割合が多いとされているものの、必ず女性でなければいけないという決まりはなく、女性に限定してよい職業でもありません。この記事では、男性はキャディになれるのかについてお伝えします。

なぜキャディには女性が多いのか

キャディは女性が多いイメージがある職業です。では、どうして女性が多いのでしょうか。

収入面で安定していない

ゴルフ場は閑散期と繁忙期があります。閑散期の場合、お客さんが少ないことからキャディが活躍する場も少なくなってしまいます。そのため、閑散期と繁忙期を比べるとどうしても収入に差が出てしまうのです。

閑散期と繁忙期があるので、できるだけパート雇用にされるケースが多く、こういった点でどうしても女性の方がキャディとして働きやすくなっていると言えます。キャディだけでは食べていくことができないので、キャディ以外の仕事と掛け持ちされる方もいます。

働く時間帯の問題

キャディの仕事は、朝から夕方ごろまでです。この時間帯は、子育てしている主婦も働きやすい時間帯となっていることから、女性が多く活躍していると言えます。また、パートの時間としても募集しやすい時間帯です。

男性のお客さんが多いため

キャディに女性が多いのは、ゴルフをするお客さんが男性中心だからと言われています。ミスをしても女性が「惜しい!」というのと、男性が「惜しい!」というのでは、聞く側の受け取り方が違ってしまうこともあるのです。気にしない人は気にならないものですが、気にする人は同性に言われると嫌だなと感じてしまうのです。

キャディに向いているのはどんな人?

キャディに向いているのはどのような人なのでしょうか。これはキャディの仕事内容を把握することからも見えてきます。キャディの仕事内容は下記のような内容になっています。

プレーの進行や補助

プレーヤーがよりゴルフがしやすいように補助します。カート操作やクラブ運搬、受け渡しをしたり、ボールを拭いたりなど様々な業務があります。これによりプレーが進行しやすくなります。

アドバイスやコース説明、応援など

プレーヤーにコースを説明したり、アドバイスしたりします。プレーヤーがコースをクリアできるようにサポートします。応援や声かけ等の精神面をサポートする行動も含まれます。

良いキャディの条件とは?

キャディの主な仕事内容である3つをバランス良く行えると、良いキャディと言えます。その中なかでも特に重視されるのが、応援などの精神的サポートです。キャディはプレーヤーを助ける役割をしますので、プレーヤーと協力してプレイする仲間とも言えます。

キャディに向いているのは?

キャディは体力がいる仕事です。広いゴルフ場を歩き回らなければいけません。そして、プレーヤーを支えるためにスピーディーな行動も求められます。ボールをしっかり見て、最適な順番でクラブを渡して、応援します。

判断力も求められるでしょう。それから、ゴルフに関しての知識も豊富でなければいけません。ルールやマナーを把握しておかなければ、プレーヤーをサポートすることができないからです。

そして、最も重視したいのが、奉仕の精神です。プレーヤーに対して良いプレーができるように尽くせるかどうかという点が重要になってきます。

キャディは女性でないとダメなのか?

キャディに向いている人の条件だけでは、キャディが女性に向いているとは言い切れません。体力的な点でいえば、男性の方が向いているのでは?と思う部分もあるでしょう。また、ゴルフのルールに関しても、ゴルフ好きの男性は多いので、女性より詳しい人もいます。

そのため、キャディは女性でなければいけないという決まりはありません。実際に海外では、男性のキャディも多く活躍されています。しかし、やはり日本では女性のキャディのほうが多いのは事実です。これらは、やはり収入面や働く時間帯、雇用形態も大きく影響しているのでしょう。

キャディになるのに性別や年齢は関係ない

キャディになるのに性別や年齢は関係ありません。日本では結果的に女性のキャディが多くなってしまっていますが、最近は男性のキャディも増えています。たとえば、早期退職してから、パートでキャディの仕事をしている男性もいますし、ゴルフ場の運営や経営をしながらキャディとしても活躍される人もいます。キャディの正社員の仕事が増えれば、男性でもキャディをやりたいという人は増えていくでしょう。

ゴルフが好きという人や、プレーヤーを応援したいという気持ちがあれば、年齢や性別関係なくキャディになれるチャンスはあるのです。男子学生もキャディのバイトがありますので、学生さんでキャディに憧れているという人は、バイトでキャディの仕事に挑戦してみてはいかがでしょうか。

まとめ

キャディの割合は女性が多いですが、雇用形態を気にしなければ男性でも活躍できる仕事になっています。海外では男性のキャディも活躍しているので、日本でも今後は男性キャディが増えるかもしれません。もし、キャディの仕事に興味があるなら、まずは近場のゴルフ場の求人を探してみると良いでしょう。

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